ネーションズリーグ、独仏による開幕戦はスコアレスドローに
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【9月7日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)は6日に開幕を迎え、リーグAのグループ1ではドイツがホームでW杯ロシア大会(2018 World Cup)王者のフランスと対戦し、試合は0-0で終了した。
アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena Stadium)で行われたW杯現王者と4年前のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を制した強豪による直接対決は、新設された大会の開幕を告げるにふさわしい最高の試合になるかと思われた。
しかし、フランスのGKアルフォンス・アレオラ(Alphonse Areola)が後半にいくつかの好セーブをみせたものの、雨の中行われたW杯王者同士によるこの一戦は、本格的に活気づくことはなかった。
フランスは負傷のウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)に代わりアレオラが先発出場してA代表デビューを飾り、7月に行われたクロアチアとのW杯ロシア大会決勝から唯一の先発メンバー変更となった。
パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)に所属するアレオラは、マルコ・ロイス(Marco Reus)のシュートを見事に阻むと、マティアス・ギンター(Matthias Ginter)のヘディングシュートもしのいだ。
一方、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)の芯をとらえたシュートが、フランスにとってもっともゴールに迫った瞬間だったが、これはドイツのGKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)に防がれた。
試合後、フランスのディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は仏テレビ局TF1に「チームが貪欲にプレーしようとしていたのは分かっていた。しかし、ドイツでの引き分けは良い結果だ」と語った。
リーグAのグループ1に同居するロナルド・クーマン(Ronald Koeman)氏が率いるオランダは、9日にパリでフランスと対戦予定。フランスはW杯の優勝後、初めてホームで試合を行う。
リーグAを構成する四つのグループを首位で通過したチームは、来年6月に行われる決勝トーナメントに進出する。なお、同大会の全日程は欧州選手権(UEFA Euro 2020)の予選が始まるまでに終了する。
リーグAより下のリーグでは昇格と降格のルールもあり、結果次第では従来の予選に出場することなく欧州選手権の本大会に出場できる権利を得る。(c)AFP