【8月27日 AFP】ミャンマーの地方裁判所は27日、同国でイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)問題を取材中に逮捕され、国家機密法違反の罪で裁判にかけられているロイター通信(Reuters)のミャンマー人記者2人に対する判決言い渡しを延期した。

 地裁の判事は自身が病気であると述べ、判決を来月3日に言い渡すと表明した。

 判決の延期が決まったワ・ロン(Wa Lone)記者(32)とチョー・ソウ・ウー(Kyaw Soe Oo)記者(28)は、当局によって約8か月にわたって勾留されている。2人は昨年12月、ヤンゴン(Yangon)で警察官との夕食に招かれ、料理店を出た際に国家機密文書所持の容疑で拘束された。

 当局は2人を国家機密法違反の罪で起訴しており、有罪になれば最長で禁錮14年の刑が言い渡される可能性がある。(c)AFP