【7月27日 AFP】パラグアイで小型飛行機が墜落し、乗っていたルイス・ネイティング(Luis Gneiting)農牧相とビセンテ・ラミレス(Vicente Ramirez)農牧副大臣を含む4人が死亡した。救難当局が26日、明らかにした。

 ネイティング氏らを乗せた小型双発機は25日午後、南部アヨラス(Ayolas)を出発した直後、空港から8キロの地点のアルゼンチンとの国境付近に墜落した。捜索救援活動に当たった隊員の一人、ロケ・ゴンサレス(Roque Gonzalez)氏はAFPに対し、「生存者はいない」と述べた。

 ネイティング氏とラミレス氏の他に、同乗していた公務員1人とパイロットの死亡も確認された。墜落した原因は明らかになっていない。ネイティング氏は末期症状だった母親を見舞った後、300キロ離れた首都アスンシオンに戻るところだった。母親はネイティング氏が事故に遭ってから数時間後の26日に死去した。(c)AFP