【7月25日 東方新報】「2018中国SNS-EC業界発展報告」によると、ソーシャルメディア(SNS)を利用したEコマースである「ソーシャルコマース」の今年の市場規模が1兆元(約16兆円)を超えると予測している。このほど開かれた中国インターネット大会で発表された。

 報告によると、ソーシャルコマース市場は、13年に出現してから5年連続で伸び続けており、18年には前年比66.73%増加の1兆1397億7800万元(約18兆6000億円)に上ると予測される。

 18年のソーシャルコマース従事者は3032万6000人に上ると予測され、増加率は50.22%。中国商務部の統計によると、20年の中国のインターネット小売市場規模は9兆6000億元(約156兆6000億円)になると予測されている。報告では20年のソーシャルコマース市場規模は3兆元と予測されていることから、インターネット小売市場全体の31.3%を占めることになると予測している。

 中国インターネット協会(Internet Society of China)微商工作組秘書長で創奇ソーシャルコマース研究センターの于立娟(Yu Lijuan)主席研究員は、「ソーシャルコマースの発展は人、モノ、シーンにおける変遷を表している。人、つまり消費者は実体店舗からEコマースプラットフォーム、さらにSNSプラットフォームへ移行した。モノは単なる商品から大量生産をへて、個性的なデザインと発展してきた。古い有名企業が消え、新たな有名企業が次々と登場している」と指摘している。(c)東方新報/AFPBB News