【6月28日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は27日、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)の負債が危険なレベルに達し、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に抵触したとして、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)出場を禁止したと発表した。

 UEFAは同日に出したコメントの中で「今後2シーズンを対象として、同クラブの次回のUEFA主催大会への参加を禁止する」と述べた。一方のミラン側は、今回の決定についてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議申し立てをするとしている。

 すでに来季のヨーロッパリーグ出場を決めていたことで、処分は同大会から適用されるとみられるミランは「先の決定を受け、ACミランは法務部門にCASへ異議申し立てをするよう指示し、即時の決定の見直しを求めている」と述べた。「ACミランは、CASがわれわれの主張に耳を傾けてくれると全面的に信頼している。仲裁の間はこれ以上のコメントを差し控える」 (c)AFP