【6月26日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場しているポーランド代表ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が25日、グループHですでに敗退が決定しているチームに対し、日本代表との最終戦では自分たちの誇りを守るために勝利を目指すよう鼓舞した。

 欧州予選で素晴らしい成績を残し、前評判が高かったポーランドだが、大会前の親善試合で思うような結果がでず、さらに守備の要カミル・グリク(Kamil Glik)が肩を負傷し、チーム状況が悪化した。そして迎えた本大会では、初戦でセネガルに1-2で敗れると、24日の試合でコロンビアに0-3で敗れ、欧州勢としては今大会初のグループリーグ敗退が確定した。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でプレーするレワンドフスキは、ベースキャンプ地のソチ(Sochi)で記者会見に臨み、「力不足だったことを自覚しているが、今となってはもうどうしようもない。大会前から抱えていたコンディションの問題やけがなどを考慮しながら、できる限りのことはやった」と語った。

 今大会ここまで無得点に終わっている29歳のレワンドフスキは、代表チームでの今後についてコメントを避けたが、ボルゴグラード(Volgograd)で行われる日本との試合では選手数人が最後の代表戦になることを認め、「僕らはベストを尽くし、ポーランド代表としての誇りを胸にプレーする」と述べた。

 ポーランド代表の指揮を執るアダム・ナヴァウカ(Adam Nawalka)監督は、大会終了後に契約満了を迎えるが、去就については未定となっている。2013年に就任し、2016年の欧州選手権(UEFA Euro 2016)でチームをベスト8に導いたナヴァウカ監督は「私の去就は大会後に協会が判断する」と語った。(c)AFP