【6月25日 AFP】女子ゴルフ米国ツアー、ウォルマートNWアーカンソー選手権(Walmart NW Arkansas Championship Presented by P&G 2018)は24日、米アーカンソー州ロジャース(Rogers)のピナクル・カントリークラブ(Pinnacle Country Club)で最終日が行われ、畑岡奈紗(Nasa Hataoka)が大会最少スコアとなる通算21アンダーの見事なゴルフで米ツアー初優勝を飾った。

 畑岡は「きょうは最後まで自分のゴルフをすることに集中していた。すごくうれしい。自分にとって大きな優勝になった。レクシー・トンプソン(Alexis "Lexi" Thompson、米国)や、たくさんの実力者とプレーできたのは大きかった」と話し、同じ最終組で回ったトンプソンの名前を出しながら勝利を喜んだ。

 19歳の畑岡にとって、米ツアー本格参戦はこれが2シーズン目で、これまでは5月のキングズミル選手権(Kingsmill Championship 2018)で記録した2位タイが最高成績だった。

 イ・ミンジ(Minjee Lee、オーストラリア)と並ぶ通算13アンダーの首位タイで出た畑岡は、3番、5番、7番、9番と立て続けにバーディーを奪って前半で一気に前に出ると、12番、15番、17番でもバーディーを奪取。最終18番もアプローチでピンそばに寄せ、タップインバーディーで快勝を締めくくった。結局この日はスコアを8ストロークを伸ばし、ボギーは3日間で1個しかなかった。

 オースティン・アーンスト(Austin Ernst、米国)が6打差の2位に入り、イやトンプソンら6選手が8打差の3位に並んだ。トンプソンはこの大会で優勝していれば世界1位に浮上できたはずだった。

 米ツアーはこの後、今季のメジャー第3戦である全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women's PGA Championship 2018)が28日から行われる。(c)AFP