【2月20日 AFP】平昌冬季五輪、フィギュアスケートのアイスダンス・ショートダンス(SD)でフランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)の衣装がはだけてしまったハプニングについて、同選手の衣装デザイナーが19日、「ひどく責任を感じる」と語った。

 ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)とのペアで同種目金メダル候補に挙げられているパパダキスは、19日に行われたSDの演技途中にコスチュームのフックがシゼロンによって誤って外されてしまうハプニングに見舞われ、「最低の悪夢」と振り返っていた。

 パパダキスは着用していた緑色のホルタートップがずり落ち、一瞬胸を露出してしまったものの、シゼロンとともに冷静な滑りを披露し、世界記録でSD首位に立ったカナダのテッサ・ヴァーチュー(Tessa Virtue)/スコット・モイア(Scott Moir)組に次いで2位につけている。

 6年前からパパダキス/シゼロン組の衣装をデザインしているソフィー・トーマス(Sophie Thomas)氏は、AFPの取材に対して「自分の不手際ではないにせよ、ひどく責任を感じている。こうなった理由は説明できず、本当に訳が分からない。上の部分はしっかりと固定されていた」と語った。

「首のスタッズ部分には後ろで固定するフックが付いていた。それは、きちんと縫い付けられていた。あの瞬間、どうして外れてしまったのか分からない。不運としか言えず、合理的な説明はできない」(c)AFP