【10月14日 AFP】「中国で最もお高くとまったレストラン」と呼ばれ、予約は一切受け付けず、男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)やラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が大ファンの店がある。「ようこそ、ザ・クラブ(The Club)へ」――そこは男子テニス界のトップ選手が飲食したり、リラックスしたりできる上海マスターズ(2017 Shanghai Rolex Masters)専用のラウンジだ。

 一般には立ち入り禁止となっており、利用できるのは選手やコーチ陣などの関係者のほか、政府高官などに限られるため、大会責任者は「極めて排他的」という言葉を使っている。

 毎年この店を監修しているのは、中国でレストラン格付け本「ミシュランガイド(Michelin Guide)」の星を獲得したシェフで、金曜日のスペシャルメニューにはタラのムニエル、シーバスのグリル、そしてサーモンの蒸し料理などが含まれていた。

 ビュッフェスタイルとなっているレストラン自慢の料理には、サラダから輸入の生ハム、日本の弁当各種、そしてチャイニーズ・デリまでそろっているほか、裏メニューとして、ナダルやフェデラーが考案して命名したピザなどもオーダーできるという。

 フェデラー特製の「Figalicious」という名前のピザは、新鮮なイチジクのスライス、パルマハム、フレッシュハーブのルッコラ、トリュフ・オイル、そして生クリームがのせられており、トッピングとしてモッツァレラチーズも選べるようになっている。

 一方、ナダル特製の「The Pallofistica」はもっとシンプルなピザとなっており、トマト、モッツァレラチーズ、アンチョビ、オリーブ、そしてエビが具材に使われている。(c)AFP