【9月9日 東方新報】中国の過去1年の住宅価格の値上がり幅は世界で最も急激──。世界で値上がり幅が最も大きかった上位10都市のうち6都市を中国が占め、上位50都市の中でも中国の都市が最も多く、21都市に上ったことがわかった。中国の民間調査機関、胡潤研究院(Hurun Research Institute)が発表した、『2017年上半期胡潤世界住宅価格指数』で指摘した。

 6都市の内訳と値上がり幅はそれぞれ、無錫(Wuxi)22.9%、香港(Hong Kong)20.8%、鄭州(Zhengzhou)20.2%、長沙(Changsha)18.5%、広州(Guangzhou)17.9%、石家荘(Shijiazhuang)16.1%だった。無錫は、世界的に見ても3番目に値上がり幅が大きかった。次いで香港(4位)、鄭州(5位)、長沙(7位)、広州(8位)、石家荘(10位)の順。

 住宅価格の上がり幅は、世界の上位50都市のうち42都市が10%以上の伸び率を記録しており、最も値上がりしたカナダ・トロント(Toronto)の伸び率は、26.1%だった。

 上位50都市は国別では12か国で、中国に次いで多いのは米国(7都市)、ドイツ(6都市)、カナダ(4都市)、オーストラリア(3都市)などだった。(c)東方新報/AFPBB News