【4月10日 AFP】トルコ中部アナトリア(Anatolian)地方にある観光名所カッパドキア(Cappadocia)で9日、観光客らを乗せた熱気球が電線に接触して墜落する事故があり、当局によるとフランス人1人が死亡、7人が負傷した。

 地元メディアは、死亡したのはイスタンブール(Istanbul)のフランス領事館に勤務する外交官と伝えている。ただ現時点でトルコ当局は確認していない。

 墜落した熱気球には20人が乗っていた。

 運輸海事通信省は「フランス人1人が死亡し、外国人3人を含む7人が負傷した」と明らかにした。負傷者の容体は深刻ではないという。

 熱気球を使った遊覧は、奇岩群で有名なカッパドキアの主要な観光ビジネスとなっている。晴れた朝には多くの熱気球が観光客を乗せて上空を飛行している。

 しかし事故が相次いでおり、安全性に対する懸念が生じている。2月には熱気球が激しく着陸した際にデンマーク人の男性がふるい落とされて死亡。3月にも同様の事故で観光客49人が負傷している。(c)AFP