【5月12日 AFP】米バージニア(Virginia)州で9日、熱気球大会に参加していた気球の1つが炎上して墜落する事故があり、11日までに乗っていた3人全員の死亡が確認された。

 目撃者によると気球は9日夕、州都リッチモンド(Richmond)近郊の着陸予定地に向けて降下を始めたところで電線に接触し、炎に包まれた。気球は燃えたままいったん上昇したが、再び急降下して地面に激突した。

 目撃者の話では、バスケット部分はある時点で気球から切り離された。操縦士は燃える気球の火を消そうとしていたという。

 炎上した気球に乗っていた3人のうち2人の遺体はすでに見つかっていたが、11日に100人以上が出動して森林を含む広大な敷地を捜索した結果、残る1人も遺体で発見された。(c)AFP