【3月17日 AFP】第4回ワールド・ベースボール・クラシック(2017 World Baseball ClassicWBC)は16日、米サンディエゴ(San Diego)で2次ラウンド・プールFの試合が行われ、前回王者のドミニカ共和国は3-0でベネズエラを退け、戦績を1勝1敗のタイに戻した。

 ドミニカ共和国はグレゴリー・ポランコ(Gregory Polanco)とネルソン・クルーズ(Nelson Cruz)が本塁打を放つと、投手陣の完封リレーで2次ラウンド初勝利を挙げた。

 5回裏にベネズエラの先発ジョーリス・チャシーン(Jhoulys Chacin)からソロ本塁打を放ち、試合の均衡を打破したポランコは「彼が何を投げようとしているのか予想し、それが的中した、この瞬間を夢見てきた。大会に出場できてよかった」とコメントしている。

 14日に行われた試合でプエルトリコに敗れ、2次ラウンド黒星スタートを切っていたドミニカ共和国は、先発エディンソン・ボルケス(Edinson Volquez)が5回途中に降板するまで4安打無失点に抑える好投をみせると、その後は5人の継投で勝利を手にした。

 対するベネズエラは、米大リーグ(MLB)のサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)でプレーするチャシーンが強力ドミニカ共和国打線を3安打1失点に抑えたものの、敗戦投手になった。

 ここまで2連敗を喫しているベネズエラは、最終戦で対戦するプエルトリコが17日の試合で米国を破り2連勝を飾れば、その時点で2次ラウンド敗退が決まる。

 ドミニカ共和国は18日の2次ラウンド最終戦で米国と対戦する。(c)AFP