【3月16日 AFP】第4回ワールド・ベースボール・クラシック(2017 World Baseball ClassicWBC)は15日、米サンディエゴ(San Diego)で2次ラウンド・プールFの試合が行われ、米国は4-2でベネズエラを下して白星発進を決めた。

 米国は1-2で迎えた8回裏、先頭のアダム・ジョーンズ(Adam Jones)が同点本塁打を放つと、1死から走者1人を置いてエリック・ホズマー(Eric Hosmer)が決勝の2点本塁打をたたき込んだ。

 米国はコロンビアとの大会初戦でも、0-2のビハインドから逆転勝利を収めており、その時はジョーンズがサヨナラ安打を打っていた。

 米国は次戦、1勝0敗で並ぶプエルトリコと17日に激突。一方、0勝1敗でともに負けられないドミニカ共和国とベネズエラは、16日に顔を合わせる。

 米国のジム・リーランド(Jim Leyland)監督は、「素晴らしいメンバーを相手に勝利した」としたうえで、「また戻ってきて、本当に、本当に良いプレーをみせているチームと金曜日(17日)に対峙(たいじ)する。簡単にはならない。ここに今いるすべてのチームは皆手ごわい」と語った。

 米国は今大会、同国最高投手との呼び声高いクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)や、米大リーグ(MLB)の昨季最優秀選手(MVP)であるマイク・トラウト(Mike Trout)とクリス・ブライアント(Kris Bryant)ら多くのスター選手が欠場してもなお、強固なラインアップをそろえることに成功している。

 この日の対戦相手となったベネズエラ出身の選手が、60人しかMLBでプレーしていないのに対し、米国は620人と戦力的に上回っている。(c)AFP