【3月16日 AFP】第4回ワールド・ベースボール・クラシック(2017 World Baseball ClassicWBC)は15日、東京で2次ラウンド・プールEの試合が行われ、大会通算2度の優勝を誇る日本は8-3でイスラエルを下し、無敗のまま準決勝進出を決めた。

 両軍無得点のまま迎えた6回裏、侍ジャパンは先頭の筒香嘉智(Yoshitomo Tsutsugo)がバックスクリーン直撃のソロ本塁打をたたき込み先制。これを足掛かりに、四球と安打で打線が続いた日本はさらに4点を追加し、駆け付けた4万3000人のファンを沸かせた。

 8回裏にも内川聖一(Seiichi Uchikawa)の2点二塁打と松田宣浩(Nobuhiro Matsuda)の適時打で追加点を挙げた日本は、最終回に抑えの牧田和久(Kazuhisa Makita)が3失点を喫するも、好調イスラエルの反撃から逃げ切った。

 小久保裕紀(Hiroki Kokubo)監督は「第1ラウンド、第2ラウンドとタフな試合が続いたが、大きな歓声が選手を励ましてくれた」とすると、「準決勝も何とか勝利し、世界一になりたい」と語った。

 今大会第3号となる本塁打を放った筒香は、「チームの勝利に貢献するようなバッティングに期待してください」とし、決勝ラウンドでの活躍を誓った。

 この日行われたプールEのもう一方の試合では、オランダがキューバに14-1で7回コールド勝ちを収め、日本とともに来週行われる準決勝へ駒を進めている。

 2006年の第1回大会と2009年の第2回大会に次ぐ3度目の優勝を目指す日本は、14日にもキューバに8-5で勝利していた。(c)AFP