■生まれて初めての一票をトランプ氏に

 昨年18歳になって投票権を得た高校生のジェイコブ・ウィスコスキーさんは、生まれて初めての一票をトランプ氏に投じたという。

「米国は世界で最も強く、大きく、影響力のある国だった。僕たちはそれを取り戻さないといけない」とウィスコウスキーさんは言った。冷戦(Cold War)を終わらせた米国の力を知る世代の有権者がよく使うフレーズだ。

 トランプ氏が外国の首脳をいら立たせ、民主党と敵対し、大統領選中と同じようにメディアを激しく非難するほど、彼の支持者たちはいっそう喜ぶ。

 引退した航空宇宙エンジニアのマイク・シクラさんは言う。「大統領は形勢を挽回するために、テレビに出たりツイートしたりしないといけない。口を閉ざしたままでいると、うそにのみ込まれてしまう」(c)AFP/Michael Mathes