ワシントンを抜け出したトランプ氏と支持者らの蜜月関係
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■互いを必要とするトランプ氏と支持者
第2次世界大戦後数十年にわたり米国が掲げてきた「西側」同盟と世界秩序をめぐる政策と、相反する政策要綱を掲げるトランプ政権の発足が、大西洋や太平洋の反対側をもいらつかせていることなどは一向に構わない。「彼(トランプ氏)はグローバル主義者たちを怒らせている。それで彼らが戦々恐々としていることを願うよ」。ミドガルスキさんのような突進タイプの人々が、トランプ氏の支持基盤となっている。ほとんどが白人男性で、圧倒的に労働者階級が多く、愛国主義色を強めている。
何十人もの支持者にインタビューをすると、彼らは物議を醸すトランプ氏の言動にもかかわらず、というよりもたぶんそれ故に、トランプ氏を支持するのだと語った。そして、トランプ氏もまた彼らが送る称賛と敬意からエネルギーを受け取っていることを、支持者らは分かっている。メルボルンの集会でもみられた象徴的な関係だ。
ワシントンはホワイトハウスの主に対しては誰にでも厳しい街だが、とりわけトランプ氏は今回、大統領選中の集会を思わせる雰囲気の集会に戻れたことに興奮しているようだった。ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏と争った大統領選はとうに終わっているにもかかわらず、「ヒラリーを刑務所に入れろ」と書かれたポスターを掲げている女性もいた。
「トランプを支持する女性たち」のプラカードを持って友人3人と集会に参加したタミー・アレンさん(自営業)は、大統領はこうしたイベントを必要としていると思うと語った。「毎日テレビをつけるたびに憎まれ口や否定的な意見を聞いているはず。彼はけなされて笑いものにされている。みんな彼の敵でしょう。だから彼を応援し、彼のことを好きな米国民がいることを確認する必要があると思う」。アレンさんはさらに「私たちは彼が羽ばたくために、その翼を持ち上げる風だ」と述べた。