【2月8日 AFP】ブラジルで流行している黄熱でこの2か月間に死亡した人は65人となり、統計がある限りでは同国史上最悪の流行となっている。同国保健省が6日発表した。

 保健省によると、昨年12月1日以降の確定患者は180人。患者が最も多い南東部ミナスジェライス(Minas Gerais)州ではこれまでに56人が死亡した。この他、エスピリトサント(Espirito Santo)州で6人、サンパウロ(Sao Paulo)州で3人が死亡した。

 黄熱で死亡した疑いがある89人と黄熱の疑いがある患者751人の調査が現在進められており、規模は拡大する恐れがある。

 今回の流行は統計が開始された1980年以降で最悪の規模となっており、死者40人、確定患者85人が発生し過去最も被害が大きかった2000年の流行をしのぐ深刻な状況となっている。(c)AFP