【1月23日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は22日、電話会談を行い、イランの脅威について話し合ったほか、中東和平に向けイスラエルとパレスチナが「直接交渉」すべきとの考えでも一致した。米ホワイトハウス(White House)が明らかにした。

 ホワイトハウスは声明で、トランプ大統領とネタニヤフ首相が「イランがもたらす脅威への対処を含め(中東)地域の広範な問題について引き続き緊密に協議することで合意した」と述べ、米新政権がイラン政府に従来より厳しい姿勢で臨むことを示唆した。

 ただトランプ氏が表明していた、在イスラエル米大使館のテルアビブ(Tel Aviv)からエルサレム(Jerusalem)への移転についての言及はなかった。

 大使館が移転されれば、エルサレムをイスラエルの首都として認めていない国際社会の大半のコンセンサスを破ることになる。

 トランプ氏はまた、22日の電話会談でパレスチナとイスラエルの直接交渉の必要性も強調した。

 ホワイトハウスは「(トランプ)大統領は、イスラエルとパレスチナの和平は2者の直接交渉でのみ実現し、その目標に向けて前進すべく米国がイスラエルと緊密に連携を取っていくことを強調した」と述べた。(c)AFP