【1月9日 AFP】男子ゴルフの米国ツアー、SBSトーナメント・オブ・チャンピオンズ(SBS Tournament of Champions 2017)は8日、米ハワイ(Hawaii)州ラハイナ(Lahaina)のカパルアGCプランテーションコース(Plantation Course at Kapalua Golf Club)で最終日が行われ、ジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)が絶好調の松山英樹(Hideki Matsuyama)を抑え込み、ツアー通算3勝目を飾った。

 トーマスはこの日スコアを4ストローク伸ばして通算22アンダーとし、直近の出場5大会で4勝を挙げて今大会に乗り込んできた松山に3打差をつけた。2打差の2位で最終ラウンドを迎えた松山は3アンダーを記録したものの、昨年10月のCIMBクラシック(CIMB Classic 2016)に続き、トーマスの後塵(こうじん)を拝した。

 松山を再び退けたトーマスだったが、バックナインではひやりとする瞬間を幾度か切り抜けねばならなかった。

 フロントナインで三つのバーディーを記録したトーマスは、10番をボギーとしたものの、11番、13番でバーディーパットを沈め、その時点で松山に5打差をつけた。

 しかし松山は、パー4の14番で60フィート(約18メートル)の距離から見事なチップインイーグルを奪ってその差を縮めた。するとパー5の15番でトーマスがボールをハザードに打ち込んでボギーとすると、松山がこのホールをパーセーブしたことでその差は1打となり、緊迫感が増した。

 16番で松山はバーディーチャンスを手にしたもののこれがわずかに入らず、続く17番では3パットのボギー。同ホールでトーマスはバーディーパットを沈めてリードを広げると、両者は18番をバーディーで締めた。

 3位タイには、この日大会のベストスコアとなる65を刻んだジョーダン・スピース(Jordan Spieth)を始め、パット・ペレス(Pat Perez)、ライアン・ムーア(Ryan Moore)の米国勢が通算16アンダーで並んだ。(c)AFP