【12月29日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)は29日、元アルゼンチン代表ストライカーで、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やマンチェスター・シティ(Manchester City)で活躍したカルロス・テベス(Carlos Tevez)と契約を結んだと発表した。

 上海申花は、交流サイト(SNS)の認証アカウントで、32歳のテベスの獲得はチームの前線を「大いに強化する」だろうとしており、「テベスが国内及びアジアでの試合でチームの攻撃陣を支援し、ファンのために、よりエキサイティングな試合を提供してくれることを楽しみにしている」との声明を出した。

 移籍金については明らかになっていないものの、アルゼンチンでの報道によれば、テベスは中国行きで現年俸の20倍にあたる4000万ユーロ(約49億円)を受け取ると伝えられている。

 クラブによるとテベスはメディカルチェックを終えた後、現在沖縄にいるグス・ポジェ(Gus Poyet)監督率いるチームに合流する。

 世界中の多くの選手、特に南米人選手が大金が積まれる中国のサッカー界にひかれて移籍を果たしており、先週には上海申花のライバル上海上港(Shanghai SIPG)が、チェルシー(Chelsea)に所属する25歳のブラジル代表MFオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)との契約に合意している。

 同リーグでは、今年1月と2月の移籍市場で国内における移籍金の最高額が4回更新されており、この1年間で選手獲得に4億ドル(約472億円)以上の資金が投じられている。(c)AFP