【12月16日 AFP】アルゼンチンのスポーツ紙は15日、ボカ・ジュニアーズ(Boca Juniors)に所属するカルロス・テベス(Carlos Tevez)が、中国行きで現年俸の20倍にあたる4000万ユーロ(約49億円)を手にすると報じた。

 中国サッカー界は潤沢な資金でビッグネームを買いあさっており、11月に元ウルグアイ代表のグスタヴォ・ポジェ(Gustavo Poyet)監督を新指揮官に迎え入れた上海申花(Shanghai Shenhua)と移籍交渉を行っているテベスは、来年初めにも中国に渡るものとみられている。

 アルゼンチンのスポーツ日刊紙「オーレ(Ole)」は、「ボカはテベスが出て行き、上海申花と2年8400万ユーロ(約103億円)の契約を結びつつあるのを知っている」と伝えた。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)やマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)でプレーしてきたテベスは、来年2月で33歳になるが、11日に行われたリーベル・プレート(River Plate)との「スーペルクラシコ」では2得点を挙げるなど、トップレベルをキープしている。

 中国には海外のスター選手が集まっているが、その多くが南米出身となっている。

 英国メディアは、チェルシー(Chelsea)に所属するブラジル代表MFオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)が、移籍金6000万ポンド(約74億円)で上海上港(Shanghai SIPG)に加入すると報じている。(c)AFP