【12月16日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相とロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は15日、首相の地元である山口県長門市で会談した。第2次世界大戦(World War II)以来、北方領土問題が懸案となって続いてきた両国の敵対関係を正式に解消する平和条約の締結に向け、前進する方策を探った。

 安倍首相は今回の首脳会談で突破口を見いだしたい考え。初日の会談は市内の温泉旅館で行われた。

 首相は記者団に、プーチン氏と3時間にわたってさまざまな課題について話し合ったと明らかにした。うち約半分が平和条約に関する内容だったとしている。

 首相はまた、会談は「大変良い雰囲気」で進み、「率直かつ非常に突っ込んだ議論を行うことができた」と述べた。

 両首脳は16日、場所を東京に移して再び会談する。(c)AFP