【12月4日 AFP】3日に行われた16-17フランス・リーグ1第16節のメッス(FC Metz)対オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)戦は、ホームのメッスサポーターがリヨンGKのアントニー・ロペス(Anthony Lopes)に向けて爆竹を投げ込み、開始わずか30分で中止となった。

 メッスの本拠地スタッド・サン・サンフォリアン(Stade Saint-Symphorien)で行われた試合は、メッスがゴーティエ・アン(Gauthier Hein)のゴールで先制した直後、爆竹の投げ込みによりいったん中断し、45分後に正式に中止が決まった。試合はメッスが放棄したとして、リヨンに勝利が与えられる可能性もある。

 BeINスポーツ(BeIN Sports)が報じた画像を確認する限り、事件の場面では、爆竹がポルトガル代表GKのロペスの方へ投げ込まれた後、ロペスがもうろうとした様子でピッチに倒れ込み、さらにうつぶせになったロペスの体の下で別の爆竹がさく裂しているように見える。

 クラブによれば、ロペスはその後に病院へ向かって検査を受けたという。リヨンのジャン・ミシェル・オラス(Jean-Michel Aulas)会長は、「最悪の場合、鼓膜にダメージがあるかもしれない」とコメントした。

「平衡感覚を失い、自分がどこにいるかもわからない状態だ。だから病院へ連れて行った。チームは彼を待っているし、深刻でないことを願う」 (c)AFP