【11月12日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は11日、各地で行われ、グループEのポーランドは、観衆の投げた爆竹でエースのロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が倒れる場面がありながらも2得点を挙げる活躍をみせ、ルーマニアに3-0で勝利した。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するレワンドフスキは後半8分、ルーマニアのファンがスタンドから投げ込んだ爆竹のようなものが自身の目の前で爆発すると、ピッチに倒れ込んだ。

 レワンドフスキが治療を受けている間、ダミル・スコミナ(Damir Skomina)主審の指示により、両チームの選手はペナルティーエリア内に集められている。

 短い中断を経て試合が再開すると、レワンドフスキは後半39分に得点を記録し、さらに終了間際にはPKで追加点を挙げた。

 スタンドでは両チームのファンが発煙筒を投げ合い、ルーマニアのファンが投げたいくつかはピッチに落ちて、試合はハーフタイム直前に中断を余儀なくされていた。

 試合前には、街中のバーで暴力行為をはたらいたファンや、スタジアムの外で警察と衝突したポーランドのファン12人が逮捕されており、この試合には4000人の警察が動員された。(c)AFP