【11月8日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry、32)は8日、米女優のメーガン・マークル(Meghan Markle)さん(35)との交際を認めるとともに、ここ数週間マークルさんに対する「暴言や嫌がらせが押し寄せている」と非難した。

 ウィリアム王子(Prince William)とキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)夫妻の公邸であるケンジントン宮殿(Kensington Palace)が出した異例の声明の中でヘンリー王子は、新聞の記事上にみられる中傷や「人種を暗示させる含み」を強く非難し、報道機関に対して「さらなる被害」をもたらすことのないように自制を求めた。

 マークルさんは、米テレビドラマ「Suits」のレイチェル・ゼイン(Rachel Zane)役で最もよく知られている。ヘンリー王子がマークルさんと交際しているといううわさが広がり始めてからというもの、王子の私生活に対する関心は高まる一方で、王子はそのような世間の目を不快に感じると述べている。

 ヘンリー王子の報道官はこの声明で、「先週は一線を越えた。王子と交際しているメーガン・マークルさんに、暴言や嫌がらせが殺到した」と指摘。

「王子はマークルさんの身の安全を案じ、マークルさんを守ってあげられていないことを非常に無念に感じている。王子と数か月間交際したために、マークルさんがそのような嵐に巻き込まれるようなことがあって良いはずがない」

「コメンテーターからは、『彼女が支払ってしかるべき代価だ』、『いずれもゲームの一部だ』などと言われるだろうと王子も認識しているが、これに強く反発している。これはゲームなどではなく、彼女の人生であり、彼の人生なのだ」と記されている。(c)AFP