【10月14日 AFP】スペイン北部バスク(Basque)自治州のレケイティオ(Lekeitio)の洞窟で今年5月に見つかった壁画が、およそ1万4000年前に描かれたものと判明した。地元の行政当局が13日、発表した。

 当局者によると、壁画は洞窟内の「極めて接近困難な」場所で見つかり、レケイティオ中心地のビルの真下に位置しているという。壁画には馬やバイソンやライオンといった動物が、最大150センチほどの大きさで50点ほど描かれているという。

 洞窟の研究者や考古学者たちによると、この壁画はイベリア半島内でこれまでに発見されている同種の壁画の中でも「壮観で印象的」なものだという。

 スペイン北部カンタブリア(Cantabria)自治州にあるバイソンの壁画が描かれたアルタミラ洞窟(Altamira Cave)は、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産に登録されている。(c)AFP