【10月7日 AFP】16MLBは6日、プレーオフのア・リーグ地区シリーズ(5回戦制)が開幕し、トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)が10-1でテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)に大勝した。

 昨季の地区シリーズでレンジャーズに勝利したブルージェイズは、その再戦で先手を取った。

 ブルージェイズは先発投手のマルコ・エストラーダ(Marco Estrada)が8回3分の1を投げ、レンジャース打線をわずか4安打に抑えた。エストラーダは球数を98に抑え、6奪三振、無四球。ポストシーズンでは球団史上最長のイニングを投げた。

 打線は3回にレンジャーズの先発コール・ハメルズ(Cole Hamels)をとらえ、一挙5得点をたたきだしてエストラーダを援護。4回にも2点を追加してハメルズをマウンドから引きずり下ろした。

 昨年10月の地区シリーズ最終戦で決勝の3点本塁打を放った際に、バットを放り投げて両球団の間に遺恨を残したブルージェイズのホゼ・ボーティスタ(Jose Bautista)は、9回にダメ押しのスリーランを放っている。

 ブルージェイズは再び敵地で行われる第2戦で、そのリードをさらに広げることを目指す。

 一方、同日行われた試合ではクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)は5-4でボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)に先勝した。

 インディアンスは1-2で迎えた3回裏にレッドソックス先発のリック・ポーセロ(Rick Porcello)から、ロベルト・ペレス(Roberto Perez)、ジェイソン・キプニス(Jason Kipnis)、フランシスコ・リンドーア(Francisco Lindor)がそれぞれソロ本塁打を放ち逆転した。

 ポーセロは4回3分の1を投げて5失点。インディアンスは先発投手のトレバー・バウアー(Trevor Bauer)が4回3分の2を投げて3失点を喫したが、その後はリリーフ陣がリードを守り切った。

 8回にはブライアン・ショウ(Bryan Shaw)がレッドソックスのブロック・ホルト(Brock Holt)にソロ本塁打を浴び点差を詰められたが、9回には守護神コーディー・アレン(Cody Allen)が1安打を許しながらもすべてのアウトを三振で奪い、チームの勝利を決めた。(c)AFP