マーリンズ、チーム全員で事故死のフェルナンデスに最後の別れ
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【9月29日 AFP】米大リーグ(MLB)、マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)の所属選手は28日、ボート事故で亡くなったキューバ出身のホセ・フェルナンデス(Jose Fernandez)投手の追悼式で最後の別れを告げた。
マーリンズのチーム関係者全員は列を成して、本拠地マーリンズ・パーク(Marlins Park)から教会へとフェルナンデスの遺体を乗せた霊きゅう車を送り出した。
25日に事故死したフェルナンデスが使用していた背番号「16」に合わせて、霊きゅう車は現地時間午後2時16分(日本時間29日午前3時16分)にスタジアムを後に。球団はこの背番号16を永久欠番として扱う意向としている。
マーリンズでプレーする多くの選手はこの日、「RIP(安らかに眠れ)」と書かれたTシャツを着用し、霊きゅう車に触れると、出発の際には頭を下げていた。また、葬列に集まった数千人のファンからは、「ホセ、ホセ」とのチャントが鳴り響いた。
マーリンズのマーティン・プラド(Martin Prado)は報道陣に対して、「チーム全体にとって深い傷となった。彼の母、祖母、そしてこの街中にとって、本当につらい」と語った。
チームメートのジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)も球団の公式ウェブサイト上で、「私たちは団結して、チャントをしたり、拍手をしたり、彼の名を呼んだり、もしくはただその場で静寂を保って彼に対しての想いに浸ったり、できるやり方でサポートを示す」と話していた。
フェルナンデスの親族による葬儀は、29日に営まれる予定となっている。(c)AFP