【9月11日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは10日、第4節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)が2-1でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とのダービーに勝利。シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、ユナイテッドを率いる宿敵ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督から手にした勝利に満足感を示した。

 シティは前半にケビン・デ・ブルイネ(Kevin De Bruyne)とケレチ・イヘアナチョ(Kelechi Iheanacho)が得点を挙げると、ハーフタイム前に新GKクラウディオ・ブラーボ(Claudio Bravo)のミスからユナイテッドのズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)に1点を返されたものの、そのまま勝利を収めた。

 グアルディオラ監督はFCバルセロナ(FC Barcelona)、モウリーニョ監督はレアル・マドリード(Real Madrid)を率いて、かつてスペインの「エル・クラシコ(El Clasico)」で火花を散らした2人のプレミアリーグ初対決は、グアルディオラ監督に軍配が上がった。両者の直接対決はこれが2013年以来17回目で、グアルディオラ監督が今回で通算8勝目を挙げている。

 グアルディオラ監督は英国放送協会(BBC)に対して、「満足だ。最後までオープンな展開で、観客は楽しめたと思う。前半はこちらの方が良かったが、後半は難しくなった。カウンターのチャンスが何度かあったが決めきれなかった」と語った。

 シティはこれで公式戦で行われたダービーマッチの通算50勝目を記録し、リーグ開幕から続く連勝を4に伸ばしている。そして現時点で開幕から無敗を守っているのは、11日に今節の試合を控えるチェルシー(Chelsea)のみとなった。

 対するユナイテッドのモウリーニョ監督は、マーク・クラッテンバーグ(Mark Clattenburg)主審の判定に不満をあらわにした。ブラーボとウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)がペナルティーエリア内で激しく交錯した場面について、モウリーニョ監督は「ブラーボはレッドカードで、あれはPKだった」と主張した。

 その一方でモウリーニョ監督は、自軍の選手数人のプレーを強い口調でとがめている。この試合では新戦力のヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)、そしてジェシー・リンガード(Jesse Lingard)を今季初めて先発起用したが、ハーフタイムでベンチに下げた。

 モウリーニョ監督は「前半のわれわれは、この試合に必要なレベルに達していなかった。簡単にボールを失い、相手に渡してしまった。そしてそのミスの代償を支払う結果になった」とコメントした。(c)AFP/Tom WILLIAMS