【8月16日 AFP】リオデジャネイロ五輪は15日、陸上女子400メートル決勝が行われ、バハマのショーナ・ミラー(Shaunae Miller)がアリソン・フェリックス(Allyson Felix、米国)に競り勝ち、金メダルを獲得した。

 昨年の第15回世界陸上北京大会(15th IAAF World Championships in Athletics Beijing)でフェリックスに次ぐ2位だったミラーは、フィニッシュラインで身を投げ出して49秒44を記録し、フェリックスに勝利した。

 女子陸上選手の中で史上最も多くのタイトルを獲得しているフェリックスが49秒51で銀メダルを獲得し、ジャマイカのシェリカ・ジャクソン(Shericka Jackson)が49秒85で銅メダルに輝いた。

 1968年メキシコ五輪の男子400メートルに出場したレスリー(Leslie Miller)氏を大叔父に持つミラーは、最初の300メートルで大きく前に出て、最後のストレートに入った時点で十分なリードを奪っていた。

 ところが2012年ロンドン五輪の200メートル女王で、今季はかかとのけがを乗り越えてリオ五輪にたどり着いた経験豊富なフェリックスは、最後の逆転に向けて力を蓄えていた。

 30歳のフェリックスは徐々にミラーとの差を縮め、最後は逆転したかに見えたが、ミラーの一か八かのダイブが功を奏し、わずかな差でフェリックスに競り勝った。(c)AFP