【6月24日 AFP】サッカーイングランド代表のジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)が23日、所属するレスター・シティ(Leicester City)との契約を延長し、アーセナル(Arsenal)移籍は完全消滅した。

 現在フランスで開催されている欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)に出場している29歳のバーディーには、アーセナルが獲得のために移籍金2000万ポンド(約32億円)を提示したとされていたが、2015-16シーズンのプレミアリーグ王者レスターと4年間の契約延長で合意に達した。

 レスターは声明を発表し、「クラブは本日(23日)、イングランド代表ジェイミー・バーディーとの契約を4年間延長することで同選手の代理人と合意した。今回の発表は、ジェイミーの去就に関する臆測に終止符が打たれ、彼がレスターで長期間にわたりプレーすることが確実になったことを意味している」とコメントした。

 レスターはまた、イングランド代表が出場している欧州選手権が終わるまで、クラブと選手の両者が契約延長について言及することはないとしている。

 バーディーは昨季のイングランド・プレミアリーグで24得点を記録し、開幕当初に予想された優勝オッズ5000倍の下馬評を覆すレスターの優勝に貢献。そしてクラブでの活躍が評価され、欧州選手権に出場するイングランド代表メンバー入りを果たし、16日のウェールズ戦では得点も記録した。

 一方、レスターに勝ち点10差のリーグ2位に終わったアーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は先日、バーディー獲得に動いていたことを認めた上で、同選手はレスターに残留するだろうとの見解を示していた。(c)AFP