【6月19日 AFP】19日に行われるNBAファイナル第7戦、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)対クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のチケット価格が、チケット販売市場において莫大な金額まで高騰している。

 今季の王者を決めるNBAファイナルは、第5戦と第6戦でレブロン・ジェームズ(LeBron James)が大活躍をみせたキャバリアーズが、1勝3敗の崖っぷちから対戦成績をタイに戻し、シリーズの決着は最終第7戦まで持ち越された。

 第7戦ではキャバリアーズが1勝3敗から逆転でNBAファイナル制覇を果たす史上初めてのチームになるのか、それともレギュラーシーズン73勝の金字塔を打ち立てたウォリアーズが王座に輝き、通算7度目のファイナル出場を果たしているジェームズに5度目の屈辱を味わわせることになるのか、注目を集めている。

 チケット販売サイト「スタブハブ(StubHub.com)」の広報担当者キャメロン・パップ(Cameron Papp)氏によると、オークランド(Oakland)のオラクル・アリーナ(Oracle Arena)で行われる頂上決戦のチケットは、ばら売り価格としては同社史上最高額となる4万9500ドル(約515万円)の値が付いたことを明らかにした。

 パップ氏はコートサイドの席につけられた値段について、購入者は匿名としながらも「有名人」であることを明かし、「ウォリアーズの試合であれば驚くことではありません。シリーズ第7戦ですし、シリコンバレー(Silicon Valley)はお金持ちが多いのですから」と語っている。

 スタブハブは昨年、マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)とフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)によるボクシングの「世紀の一戦」で、チケット一枚を3万5000ドルで販売している。

 スタブハブの過去最高額は2008年のNBAファイナル、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)対ボストン・セルティックス(Boston Celtics)第4戦で記録した3万7000ドルだった。(c)AFP