【6月18日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は17日、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)とスティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)に対し、罰金処分を科したと発表した。

 クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)とのNBAファイナル第6戦で、カリーは第4クオーター残り約4分の場面でファウルアウトになった。これに腹を立て、観客席にマ ウスピースを投げ込んだカリーは、この行為でもテクニカルファウルを取られ、リーグから罰金2万5000ドル(約260万円)を科された。そしてカーHCは、試合後の会見で判定を侮辱する発言をしたため、罰金処分となっている。

 キャバリアーズが第6戦を制し、戦績が3勝3敗の五分となったNBAファイナルは、カリフォルニア(California)州オークランド(Oakland)で行われる19日の第7戦で勝負が決まる。

 今季のレギュラーシズン最優秀選手(MVP)で得点王にも輝いたカリーは、第6戦で30得点を記録したものの、2013年以来初めてファウルアウトとなり、コートから去った。

 カーHCは試合後の会見でカリーを擁護し、審判の判定についても、もっとフィジカルなプレーをした選手を容認していたと批判した。

 カーHCは「はっきりさせておくが、審判の判定で負けたわけではない。キャバリアーズのプレーがこちらを上回り、勝利にふさわしかった」とした上で、「6つのファウルのうち3つは誰に対しても極めて不当なものだった」と主張している。

「リーグMVPとして、カリーはNBAファイナルで相手に激しく接触しているが、全員がコートで競い合っている。すべてのプレーにファウルはつきもので、それほどフィジカルな試合なんだ」

「キャバリアーズが意図的に何度もファウルを誘発し、そんなせこいやり方でうちのリーグMVPを退場させようとしているなら、私は認められない」

(c)AFP