【5月23日 AFP】イラクのハイダル・アバディ(Haider al-Abadi)首相は23日、同国中部ファルージャ(Fallujah)をイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」から奪回する軍事作戦を開始したと発表した。

 イラク統合作戦軍(Joint Operations Command)も声明で、ファルージャ奪還作戦の開始を宣言。またイラク軍は22日、ファルージャ市内に残っている推定数万人の市民に対し、市外に脱出するよう勧告した。

 首都バグダッド(Baghdad)の西方約50キロに位置するファルージャは、2014年1月以降、2年半近くにわたってISに掌握されている。同市の奪回は、イラクで行われてきたIS掃討作戦の中でも最も厳しい戦いの一つとなる見込みだ。(c)AFP