2018年のジロ・デ・イタリア、日本で開幕の可能性も
このニュースをシェア

■あるのは経済的な利点だけ
同チームのゼネラルマネジャー(GM)は、「そのアイデア(レースの国外開催)は経済的な面でしか利点がない」と主張している。
「(イタリアに戻ってから)選手に休養日を与えたとしても、きちんとした休みでなければ意味がない。3日間の激しいレースを終えて、時差ぼけが治らないなんてことになったら、自転車競技における信頼を取り戻そうとしているこの時期に、スポーツの倫理に反するような事態になると思う」
「ただただ非合理だ」
FDJのチームマネジャーも懸念を示し、レースの国外開催は、経済的な意味しか持たないと強調した。
「移動距離の問題が出てくるだろうし、そういった方法は、他の(レース)主催者にも負担になると思う」
「しかし、それをやることでとんでもない利益が生まれるんだろう。結局はお金の問題だね」
1980年代には、ツール・ド・フランスがカリブ海の海外県グアドループ(Guadeloupe)でレースの開催を試みたが、費用の問題で断念した経緯がある。
2年後のジロ・デ・イタリアがどうなるかは分からないが、イタリアのメディアは、来年の第100回大会は国内で開催され、サルデーニャ島(Sardinia)で開幕するのではないかと報じている。(c)AFP