【12月23日 AFP】自転車ロードレースの最高峰ツール・ド・フランス(Tour de France)の2017年大会は、独デュッセルドルフ(Dusseldorf)で開幕するという。22日、主催者が発表した。

 ツールの開幕地(グランデパール)にドイツが選ばれるのは史上4回目、レースがフランス以外でスタートするのは、通算22回目の出来事になる。

 近年では、2014年大会(2014 Tour de France)が英リーズ(Leeds)で開幕し、今年はオランダのユトレヒト(Utrecht)で第1ステージが行われるなど、さまざまな都市がグランデパールに選ばれている。

 来年のツール(2016 Tour de France)は、フランス北西部ノルマンディー(Normandy)地方の観光名所モンサンミッシェル(Mont Saint-Michel)で開幕することが決まっている。

 2017年大会のグランデパール発表を受けて、ドイツ人選手は次々に喜びの声を発表している。ヨーン・デーゲンコルプ(John Degenkolb)は、ツイッター(Twitter)でグランデパールのハッシュタグと共に「ドイツがレースに戻ってきた!」と投稿。2013年と2014年大会で計8回のステージ優勝を飾っているスプリンターのマルセル・キッテル(Marcel Kittel)は、今年のツール(2015 Tour de France)で登録選手から外されたものの、クリスマスプレゼントが早めに届いたと表現している。

「やあ。トレーニングから戻ったら、サンタが早めのクリスマスプレゼントを持ってきてくれたみたいだ。2017年のツール・ド・フランスがドイツに来る!ようやくね!」

 1965年にケルン(Cologne)が開幕地になったツールだが、ベルリンの壁(Berlin Wall)が崩壊する前の1987年に、西ベルリン(West Berlin)でスタートしてからは、グランデパールに選ばれていなかった。(c)AFP