【2月5日 AFP】男子自転車ロードレース選手の顔の魅力度の調査で、女性たちは選手のことを知らなくてもトップランクの選手らをより魅力的だと評価したとの研究が5日、発表された。

 スイス・チューリヒ大学(University of Zurich)の進化生物学者、エリック・ポストマ(Erik Postma)氏は、レースの中でも特に持久力が求められるツール・ド・フランス(Tour de France)に2012年に参加した選手80人の顔写真を使い、その魅力度を判定するオンライン調査を実施した。

 投票には合計816人が参加、うち4分の3は女性だった。

 結果、選手の競技実績と顔の魅力度の間に、注目に値する関連性がみられた。

■トップ選手を好む傾向は「ピル服用中でない女性で顕著」

 ポストマ氏はAFPに「レースを通じて継続して成績の良かった選手が最高のパフォーマンススコアを獲得する」採点方法を用いたと説明し、「このパフォーマンス(スコア)は、(ツール・ド・フランスの)最終成績と非常に良く相関した」と付け加えた。

 その結果、パフォーマンスでトップ10の選手は平均で、ワースト10の選手よりも25%ほど魅力度が高かったという。

 一例はマキシム・モンフォール(Maxime Monfort)さん。モンフォールさんはパフォーマンススコアで6位だったが、魅力度でも3位にランクインした。

 現世界チャンピオンのルイ・コスタ(Rui Alberto Costa)さんは魅力度で9位、2012年のツール・ド・フランスのパフォーマンススコアでは15位だった。

 トップ選手たちを好む傾向は、ホルモンレベルに影響を及ぼすピル(経口避妊薬)を服用してない女性たちで最も大きかった。