【4月11日 AFP】香港(Hong Kong)で2014年に起きた大規模な民主派運動の学生リーダーらが10日、新政党「香港衆志(デモシスト、Demosisto)」を結成した。独立の可能性も含め、香港の将来に関する住民投票の実施を求めていく方針だ。

 民主的な行政長官選挙を求めて市内各所を占拠した2014年の民主派運動は結局、香港政府からも中国政府からも譲歩を引き出せないまま79日間で幕を下ろした。

 運動の中心人物だった黄之鋒(ジョシュア・ウォン、Joshua Wong)さん(19)は記者会見で「私たちの自決権のために戦う」と述べ、独立も選択肢の一つとする住民投票を10年以内に実施したい意向を示した。

 現在の党員は約30人で、9月に控える立法会(議会)選挙での候補者擁立も予定している。(c)AFP