【3月16日 AFP】ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)で15日に対テロ捜査中の警察官と武装した男が銃撃戦を繰り広げた事件で、同国の検察当局は16日、容疑者の遺体そばで、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の旗とカラシニコフ銃、そして過激派の書物が見つかったと発表した。

 対テロ検察当局の広報担当者ティエリー・ワーツ(Thierry Werts)氏は記者会見で、死亡した容疑者はベルギーに不法滞在していたアルジェリア国籍のベルカイド・モハメド(Belcaid Mohammed)容疑者と特定したと述べた。

 また同氏は、「(捜索したアパートにいた)2人の容疑者が逃走した」と述べ、警察当局が現在、逃走した容疑者2人の行方を追っていると語った。(c)AFP