【3月12日 AFP】サッカーフランス代表カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)の弁護団は11日、「セックステープ」事件で恐喝の罪に問われていた同選手の法的規制が解除され、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)への出場が可能になったことを明らかにした。

 ベンゼマは法的規制により、恐喝事件の被害者となったフランス代表のチームメート、マチュー・ヴァルブエナ(Mathieu Valbuena)との接触が禁じられていた。

 しかし、仏パリ(Paris)郊外にあるベルサイユ(Versailles)裁判所は、捜査判事が下した法的制約の一部解除を支持し、代表チームでベンゼマとヴァルブエナがチームメートになれることになった。

 しかしながら、6月から7月にかけてフランスが開催国を務める欧州選手権の出場メンバーに、ベンゼマとヴァルブエナが名前を連ねるかどうかは定かではない。

 昨年11月にベンゼマが恐喝事件の捜査下に置かれて以降、フランスのディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は同選手を代表チームから除外しており、法的規制が解除されたとはいえ、まだ捜査は続いている。

 ベンゼマの弁護団の一人は、報道陣に対して「良識の勝利だ」とコメントしたが、欧州選手権出場の可能性については「われわれが決められることではない」と述べた。

「これは第一歩です。しかし、われわれはベンゼマが無実であることを証明するために、今後も仕事を続けていく」

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