【3月10日 AFP】仏航空大手エールフランス(Air France)のトルコ・イスタンブール(Istanbul)発フランス・パリ(Paris)行き旅客機内で、女性客の1人が手荷物に4歳の少女を隠して搭乗していたのが発覚した。エールフランスが9日、明らかにした。

 同社によると7日夜、航空券を所持していない子どもが「手荷物の中に隠れていた」のを発見したという。

 パリのシャルル・ドゴール空港(Charles de Gaulle International Airport)の情報筋によると、この女性客はフランス在住で、ハイチ出身のこの少女を養子にする手続き中だったという。

 情報筋によれば、女性はイスタンブールの乗り継ぎエリアにいたとみられ、子どもと一緒に税関検査を通った際に、子ども同伴での搭乗を拒否されていた。その後、女性は子どもを手荷物に隠して別の航空機に搭乗すると決意し、新しい航空券を購入。搭乗後は子どもを足元に座らせ、毛布で隠していたが、子どもがトイレに行きたがったため他の乗客に気付かれたという。

 エールフランスの通報を受けて仏当局が女性の身柄を拘束し、聴取を行っているが、同社によれば検察では訴追は見送る方針だという。(c)AFP