【3月8日 AFP】友人の妻との性行為を隠し撮りされ、インターネットで公開されたとして、米人気プロレスラーのハルク・ホーガン(Hulk Hogan)氏(62)が1億ドル(約113億円)の損害賠償を求めて起こした訴訟で、同氏が7日、「恥をかかされた」と法廷で証言した。

 この問題では、ホーガン氏とこの女性の合意に基づく性行為が盗撮され、被告であるゴシップサイト「ゴーカー(Gawker)」によってインターネットに動画が投稿された。

 トレードマークの黒いバンダナと大きなシルバーの十字架を身に着けて法廷に立ったホーガン氏の証言によると、友人のラジオパーソナリティー、ババ・ザ・ラブ・スポンジ・クレム(Bubba "the Love Sponge" Clem)氏から、夫婦が互いに第三者と性的関係を持つのを認める「オープンマリッジ」の関係にある妻と性行為をするよう求められた。最終的にはそれに応じたが、性行為が隠し撮りされていることには気づかなかったという。

 ホーガン氏は、1分41秒のこの動画がインターネットで公開されたことでプライバシーが侵害されたと主張。自身の評判が公私にわたって損なわれたと訴えている。同氏の代理人によると、動画はこれまでに数百万回再生された。

 公判は数週間続く見通し。(c)AFP