【1月31日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は30日、男子ダブルス決勝が行われ、大会第7シードのジェイミー・マレー(Jamie Murray、英国)/ブルーノ・ソアレス(Bruno Soares、ブラジル)組は2-6、6-4、7-5でダニエル・ネスター(Daniel Nestor、カナダ)/ラデク・ステパネク(Radek Stepanek、チェコ)組を下し優勝した。

 シングルス決勝で、31日にノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との対戦を控えるジェイミーの弟アンディ(Andy Murray、英国)は、深夜の試合で元気をもらったようだ。

 十数時間後に大一番を控えるアンディだったが、31日の午前1時にロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で表彰式を見届けると、兄の様子を携帯電話で撮影していた。

 ジェイミーは優勝インタビューで、「アンディ、ベッドにいなきゃダメだろう。なんでここに来て、写真を撮っているんだ。明日は君の応援に行くよ」と述べている。

 マレー/ソアレス組は結成したばかりで、一緒に四大大会(グランドスラム)に出場するのはこれが初めてだった。初出場ペアがグランドスラムの男子ダブルスを制するのは、2014年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で優勝したバセック・ポスピシル(Vasek Pospisil、カナダ)/ジャック・ソック(Jack Sock、米国)組以来となる。

 アンディがシングルスで優勝すれば、オープン化以降では初めて、兄弟が単複を制するグランドスラムになる。

 全豪オープンの男子ダブルスは、5大会連続で異なるペアが優勝を飾っており、最後に連覇を果たしたのは、2011年のボブ・ブライアン(Bob Bryan、米国)/マイク・ブライアン(Mike Bryan、米国)組となっている。(c)AFP