【1月26日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は26日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-6、6-2、6-4で第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)に勝利した。

 四大大会(グランドスラム)通算17勝のベテランは、2時間16分でベルディハに完勝すると、直近の13大会で12回目の4強入りを決めた。

 準決勝では、第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と第7シードの錦織圭(Kei Nishikori)の勝者と対戦する。

 グランドスラムで39回目の準決勝に臨むフェデラーは、34歳にして通算5度目の全豪制覇に挑む。

 世界ランク3位のフェデラーは、ベルディハが目指していた3年連続の全豪ベスト4を阻止し、直接対決の対戦成績も16勝6敗に更新した。

 ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)の会場名の由来となった名選手ロッド・レーバー(Rod Laver)氏が観戦するなか、自信をみなぎらせていたフェデラーは、ベルディハのサービスを5度破ると、2度のブレークを許しながらもストレートで快勝した。

「トマスにはこれまで何度も手こずらされている。彼と対戦するのは楽しい」と話すフェデラーは、「彼と対戦するとこちらのプレーも良くなる。彼には世界中の大きな大会で何度か敗れている」とコメントした。

「良い試合だった。アグレッシブで多彩な攻撃ができたよ。コンディションがどんどん変化していく昼間の試合で、今日のプレーにはとても満足だ」

 フェデラーは、これまでのジョコビッチ戦では22勝22敗、錦織戦では4勝2敗としている。(c)AFP