【1月26日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は26日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)は6-1、6-3で第10シードのカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)に快勝し、四大大会(グランドスラム)で5回目の準決勝進出を果たした。

 決してあきらめない姿勢で、開幕前に抱えていたコンディションの不安を乗り越えたラドワンスカは、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)に姿を見せると、その人気でも冷静さでもスアレス・ナバロを上回った。

 全豪オープンで2度目のベスト4進出を決めた26歳のラドワンスカは、決勝進出をかけて、準決勝で第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と対戦する。

 セレーナは、同日の準々決勝でマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)を下し、同対戦カードでの成績を18連勝に伸ばしている。

 ラドワンスカは、「本当にとてもうれしい。彼女をはじめスペイン勢は、みんなプレーが堅実なので、厳しい試合になると思っていました」とコメントした。

「アグレッシブに攻めること、そしてサーブに集中することを心掛けていました。自分でもよくやったと思います。毎試合、最高のプレーができていて満足です」

 前哨戦の深センオープン(2016 Shenzhen Open)優勝など、昨季のWTAツアー選手権(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2015)準決勝から負けがないラドワンスカは、敗退の危機まで追い込まれた4回戦と比べて、この日は難なく勝利を収めた。

 一方、スアレス・ナバロは29回目のグランドスラムで初の4強入りは逃したものの、ここまでの快進撃で、世界ランクも現在の11位からトップ10内に返り咲くとみられる。

 ラドワンスカもまた、最近の好成績でランクアップが期待されており、4強入りを果たしたことによって、来週発表される最新のランキングでは、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)を抜いて3位に浮上するとみられる。(c)AFP