【1月11日 AFP】15NFLは10日、ナショナル・カンファレンス(NFC)のワイルドカードによるプレーオフ1回戦が行われ、シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)は10-9でミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)を下し、カロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)と対戦する準決勝に進出した。

 バイキングスは、ブレア・ウォルシュ(Blair Walsh)が終盤に逆転を懸けたフィールドゴールを外し、シーホークスが氷点下の中での一戦を制した。

 NFL史上3番目に低い、マイナス21度という気温の中でキックオフした試合で、一時9点差をつけられたシーホークスは、第4クオーターに10点を奪い逆転に成功した。

 この日、より難しいフィールドゴールを3本決めていたウォルシュは、試合時間残り26秒で迎えた27ヤードのフィールドゴールで劇的な逆転弾を蹴り込むかに思われた。

 しかし、ウォルシュのキックはポストの外側を通り、バイキングスのチームメートやファンを凍らせた。一方のシーホークス側は、思いもよらぬ勝利を手にし、自分たちの幸運を信じられない様子だった。

 シーホークスのQBラッセル・ウィルソン(Russell Wilson)は「プレーオフではおかしなことが起こるものだ。ひどい試合だった。しっかり攻めることができなかったのは、自分のせいだ。その批判は受け入れる。改善していかなくてはならない」と語った。

「それでも僕らは戦い続けた。プレーオフでは戦い続けなければならない。手にしたチャンスの中で戦い続けるんだ。守備陣は際立っていた。大きなプレーを連発したことで、チームは点差を守った」

(c)AFP