【12月16日 AFP】フランスのローラン・ファビウス(Laurent Fabius)外相の息子、トマ・ファビウス(Thomas Fabius)氏が15日、文書偽造や詐欺、マネーロンダリング(資金洗浄)の疑いに対する捜査の一環で身柄を拘束されたことが分かった。警察筋がAFPに明らかにした。

 トマ氏をめぐっては、仏警察が2013年に金銭問題に対する予備捜査に着手。とりわけ、同氏がパリ(Paris)のアパートを700万ユーロ(約9億3000万円)で購入した件に注目した。

 マネーロンダリングが疑われるこのアパートは同日、家宅捜査が行われた。

 ファビウス外相はこの日、195か国が参加してパリで開かれた国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)第21回締約国会議(COP21)を歴史的な合意に導いた努力をたたえられ、国民議会で議員らから総立ちの拍手喝采を浴びていた。(c)AFP