【12月1日 AFP】国際陸上競技連盟(IAAF)の倫理委員会は30日、汚職と反ドーピング規制を崩壊させたことが調査で発覚したことを受け、ケニア陸連(AK)の最高幹部3人に対し、「スポーツにおける高潔性の観点」から暫定資格停止処分を科した。

 これにより、ケニア陸連のアイザイア・キプラガト(Isaiah Kiplagat)会長、IAAF評議員のデビッド・オケヨ(David Okeyo)副会長、同陸連の元財務相で世界陸上北京大会(15th IAAF World Championships in Athletics Beijing)でケニアのチームリーダーを務めたジョセフ・キニュア(Joseph Kinyua)氏が活動禁止となった。

 3人の処分は、「ほかのIAAFメンバーやケニア陸連が問題の幹部らに対する疑惑の調査について保留の立場を取っている現状と、IAAF倫理委が受け取った証拠と情報に基づく」ものとされている。

 IAAFは声明で、「スポーツにおける高潔性の観点から下された今回の暫定処分は、期間を180日とする」と発表した。

 同倫理委はまた、キプラガト会長ら3人に対する捜査令状は2種類に及ぶと説明している。

 問題の幹部3人は、「ケニア国内における反ドーピング規制のプロセスを崩壊させた可能性」と、「米スポーツ用品メーカー『ナイキ(Nike)』」社から受け取ったケニア陸連の資金を不正に流用した可能性」があるとする容疑で捜査対象になっている。

「特にキプラガト会長に関しては、2014年から15年の間にカタール陸連(QAAF)から2台の車が贈与されたとみられており、個人もしくはケニア陸連としての領収書が存在していることから、疑惑は明白である」

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