フェド杯を通してシャラポワが再確認した愛国心とは
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【11月16日 AFP】女子テニス、国別対抗戦フェドカップ(2015 Fed Cup)ワールドグループ1部の決勝で、前回覇者のチェコに敗れたロシアだが、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova)はロシア人選手としての義務を果たし、それを楽しんだ様子だった。
世界ランク4位でロシア勢トップながら、フェド杯に出場したのはわずか5回目だったシャラポワ。決勝ではシングルス2試合でプレーし、世界11位のカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)と、同6位のペトラ・クビトバ(Petra Kvitova)を退け、チームに貢献した。
シャラポワは、「個人的には、信じられないような達成感です。フェド杯の決勝は初めてでしたし、出場した2試合で勝利できたので」と話した。
四大大会(グランドスラム)通算5勝のシャラポワだが、フェド杯の優勝トロフィーと、五輪の金メダルには、いまだ手が届いていない。
来年のリオデジャネイロ五輪で表彰台の頂点を目指すシャラポワは、2012年のロンドン五輪で銀メダルを獲得した。五輪にはロシア代表として出場しているシャラポワだが、7歳で渡米して以降、フロリダ(Florida)に居を構えている。
それでもシャラポワは15日、「ロシアから遠路はるばるやってきて、応援してくれる多くのロシア人をコート上で見るのは、最高の気分です」と語っている。
「こういうイベントでは、自分のためだけではなく、チームメートや、母国のために戦っているんです」
「独特の感覚で、特別でもありますね」